看護師の求人
現在、看護師が仕事をしている場は、病院や診療所など医療機関が圧倒的に多い。今後は医療機関からの求人に加え、社会の高齢化に伴い、福祉分野での求人も増えていく。
医療機関の看護師求人
慢性的な看護師不足により、全国的に医療機関による看護師の奪い合いとなっている。看護師は引く手あまたの状態である。例えば、厚生労働省の「看護師の募集・内定状況調査」(06~07年)によると、国立大病院は募集数を2400人強から5400人弱へと倍増した。日本赤十字病院、済生会病院、社会保険病院なども軒並み募集増を狙った。看護師の需要は増える一方であり、看護師資格さえあれば仕事に困るようなことは今後しばらくはないと断言できる。
医療機関以外の求人
ここ数年の看護師の求人状況としては、以前よりもバリエーションが広がっている。まず、高齢化に伴い、介護保険施設での求人が増えている。日本看護協会が2003年に行った「介護保険施設サービスにおける看護実態調査」によれば、看護師の採用状況について、約3~4割の施設が「採用はできたが、予定数を下回った」「全く採用できなかった」と答えている。
次に、看護師養成機関や研究機関でも看護師の需要が高まっている。病気の多様化や複雑化を背景に、専門看護師や認定看護師の資格が設立や看護師の高学歴化が進んでいる。看護師のスキルアップが期待され、看護師養成機関や研究機関において看護師は、看護師の「卵」たちへ医療現場の現状を伝えることが求められる。看護科の大学や、専門看護師の資格をとるための大学院修士課程など、学歴が進むにつれてより高度な知識をもつ講師が求められる。